GW練習も終わり、いよいよ本番まで一ヶ月強。

ゴールデンウィーク恒例の集中練習、終了いたしました。来月はいよいよ定期演奏会です。

第21回となる6月16日開催の定期演奏会は、『日本で学んだ作曲家による吹奏楽のための作品』というのがプログラムテーマになっております。

作曲家を並べてみると、吹奏楽経験者ならば、知ってる知ってる!というお名前が多いと思います。が、そうでない方には、例年にましてマニアックなプログラムになっているのではないかと思われます。いつも来てくださる知り合いのお客さんは、ほぼ吹奏楽未経験者。というWeb隊員としましては、今年は誰を呼べばよいの?と思ってしまったのは事実です。(選曲委員さんごめんなさい。)

  • 吹奏楽のための序曲/間宮芳生
  • 吹奏楽のための「クロス・バイ マーチ」/三善晃
  • シンフォニック・バンドのためのパッサカリア/兼田敏
  • 古祀/保科洋
  • 吹奏楽のためのファンタジー/夏田鐘甲
  • ブラスオーケストラのための「行列幻想」 /團伊玖磨

ですが、この度の集中練習でも団内バンドトレーナーから、意外な音楽を担当している作曲者方というお話がありました。

そうか。もしかしたら、あの、映画『火垂るの墓』の音楽を担当した間宮芳生さんの曲を演奏するよ。だとか、あの、アニメ『赤毛のアン』のテーマソングを作った三善晃さんの曲を演奏するよ。だとか、あの、合唱曲『筑後川』を作曲した團伊玖磨さんの作品を演奏するよ。だとか伝えたら、興味を持ってくれる方がいるかもしれない!(無理がある??)

当団指揮者は、『赤毛のアン』が三善晃の最高傑作というくらいだそうで。
たしかに、オープニングの「きこえるかしら」は当時からよく歌っていたくらい今も大好きですし、エンディングの「さめない夢」のピアノのアルペジオは、実に少女のさめない夢を表しているかのようで、とても印象深いです。

Web隊員個人のお話をさせていただきますと、おそらく『赤毛のアン』よりも先に、はっきりと三善晃さんの作品と認識して初めて触れたのは、こどものピアノ小品集「海の日記帳」だったりします。協和音が当たり前だった子供の頃のWeb隊員には、不協和音が不思議で、でもなんだか心地良く、そしてカッコイイと弾きながら思えたのをよく覚えています。

同じ作曲家の違う作品に色々触れてみるのも、新しい発見とつながりを感じることができ、おもしろいものだなと思えるのでした。

マニアックプログラムとご紹介してしまいましたが、今年のメイン曲である行列幻想を作曲した團伊玖磨さんは、本年生誕100周年!演奏する行列幻想も、有名とは言えないと思いますが、昨年の J. ホロヴィッツ「蒼き波の上のバッカス」同様、知らなくても耳に楽しい作品です。ルノ自慢のソリストたちの演奏にも注目です。

お時間のある方は、是非、6月16日の日曜日 銀座ブロッサム中央会館までいらしてくださいね。