団長の思い 17

2023.6.18日本橋公会堂

ルノの定期も終わり、今週は練習がお休みです。ラッパメンバーのU君が長いこと所属しているセントバレンタインブラスアンサンブルの第43回定期演奏会を聴きに行って来ました。43回!凄い歴史です。60代前後の方は覚えていると思いますが、イギリスのフィリップジョーンズブラスアンサンブルが1974年に初来日して日本でもブラスアンサンブルが爆発的に流行しました。プロオケ金管奏者もこぞってアンサンブルグループを編成しましたが、(PJBEがジャストブラスシリーズの楽譜を多数リリースしたこともあり)アマチュアブラスアンサンブルも多数誕生しました。このSVBEもアマチュアブラスアンサンブル黎明期に誕生した長老団体です。従いましてメンバーはルノ以上に高齢です!聴いてビックリ見てなおビックリ!アンサンブルって吹奏楽以上に(当たり前ですけど)キツイですからねえ。良く頑張ってるなあ、と聴きに行く度に頭が下がります。
今回のプログラム、前半メインがチャイコフスキーの弦楽(!)セレナーデ、後半がプレムルーのディベルティメントでした。ピッコロTPからtubまで超絶技巧オンパレードです。もちろんキズもあったけど熱演でした。
それとこの団体の特徴はアレンジの出来るメンバーが2人も居る点です。今回のプログラムでも半分以上がメンバーアレンジによるものでした。これは助かるよね。
プログラム終了後は、有名なアンサンブル代表の演歌タイムです。これが楽しみで来てる人もいるくらい(いないか)。今回はドリフターズの「いい湯だな」を堪能しました。
活動の歴史が演奏会に終始いい雰囲気を醸し出していて他にはない、でも何だか気持ちの良い演奏会でした。金管の方、是非一度聴きに行ってみてください。