意外と知らない事実~「クラリネットをこわしちゃった」歌詞編♪
こんにちわ(^–^)ち~ままです!
春だというのにまだまだ寒い日々が続いていますね・・・。
ところで、私の住むマンションの近くにある幼稚園の庭では、今、桜が満開。
つい先日のこと、その桜を眺めつつ、一人花見を楽しんでいたら、
懐かしい音楽とともにかわいらしい歌声が流れてきたんです・・・。
「♪~ぼくの大すきなクラリネット パパからもらったクラリネット~♪」
うわっ・・・懐かしっ!!
日本では誰もが知っている童謡『クラリネットをこわしちゃった』は
もともとはフランス民謡が原曲。
日本ではこの曲、NHKの「みんなのうた」で歌われるようになってから
広く知られるようになったようです。
実はこの曲には意外と知られていない事実があるようです。
それは、日本とフランスにおけるこの曲のタイトルとその内容の違い。
フランス語のオリジナルバージョンのタイトルは、
「私はドの音を無くした「J’ai perdu le do ジェ・ペルドュ・ル・ド」
という子供向けの行進曲。
日本語の歌詞では、
「ぼくの大好きなクラリネット パパからもらったクラリネット~」
と、始まり、
「ドとレとミの音が出ない ドとレとミの音が出ない
とっても大事に してたのに こわれて出ない 音がある
どうしよう(コラ) どうしよう(コラ)~」
と、一音ずつ音がでなくなって、しまいには、
「ドとレとミとファとソとラとシの音が出ない
ドとレとミとファとソとラとシの音が出ない
パパも大事にしてたのに 見つけられたらおこられる
どうしよう(オー)どうしよう(オー)~」
と、何でかなぁ~、すべての音が出なくなる・・・という内容になっていますが、
一方、フランス語の歌詞では、出ない音はドだけ。
しかも歌詞の内容は、
「ボクのクラリネットのドの音が出なくなった。
パパが知ったら、おまえはリズム感がない、
ダンスもできないのかって言うんだろう・・・」
と、こんな感じの内容になっているようです。
どうしてドの音が出ないとリズム感が狂うのか、不明ですが、
壊れて出ないのではなく、どうやら、音がうまく出せない・・・
という内容になっているようですね。
ちなみに、歌詞に出てくる「オ パキャマラド」はフランス語で、
「オパ」=「歩く」、「キャマラド」=「仲間達」で、
「オ パキャマラド」の意味は、「歩け友よ」 だそうです。
それにしても、日本語の歌詞を読むと思わずつっこみたくなります。
すべての音が出なくなって慌てふためく前に、パパに相談するとか
修理に出すとか、何とかなんなかったのか~!!
ってね。
みなさんも楽器は大切に扱いましょう!