低音楽器のおシゴト

こんにちは。コロナの状況が見通せない中、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のブログは、サックスパート低音部が担当致します。

さて、低音楽器について、皆様はどのようなイメージをお持ちでしょうか。
・音が低い(そのまんま)
・楽器が大きい(ケースは箱と言うよりほぼ家具)
・楽譜がシンプル(「合奏中、睡魔に負けて同じ段を2回読む」は低音楽器あるある)
などでしょうか。

とりわけシンプルな(しばしばシンプルすぎる)楽譜は、楽器のインパクトの強い見た目と相まってネタにされることも多く、音楽では有名なクラインシンガー作曲「タビー・ザ・チューバ」、戯曲ではズュースキント著「コントラバス」に奏者の悲哀がリアルに描かれています。

そんな低音楽器(とその奏者)たちですが、私がとても美味しいと思うおシゴトは「反進行」です。
メロディーが「ラシド」のように音が上がっていく際、逆方向「ラソファ」のように音が下がっていくパターンですね。
もちろん低音楽器以外の楽譜にも書かれることはありますが、どこまでも高貴なる高みを目指すメロディーに対し、まるで大地をえぐるかのように泥臭く突き進む低音の下行は、とてもとてもかっこいいと思うのです。

と、ここまで長々と書いた内容は実は前フリでして、当団では団員を募集しております。
現在はコロナの影響で活動を自粛していますが、吹奏楽団をお探しの方、パンデミック明けの活動場所としてご一考頂けましたら幸いです。
低音担当の私としましては、低音仲間が増えてくれると嬉しいな…とこっそり書き添えさせて頂きます。

このたびはお読み頂き、ありがとうございました。
皆様がお健やかなGWを過ごされますよう。