団長の思い 13

6月8日(木)平日の夜ですが、上野まで藝大シンフォニーオーケストラの第67回定期演奏会を聴きに来ました。

藝大フィルハーモニー(基本藝大で教えてる先生方)とは違って現役藝大生のオーケストラです。でも指揮は一流、この日はハンガリー出身のジョルト・ナジ先生。藝大でのポジションも音楽学部卓越教授(「卓越」って肩書凄い!)という偉い方。

この日の曲目はいずれも物語を元にした作品でした。

グリンカの歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲、プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」第2組曲、ヤナーチェクの狂詩曲「タラス・ブーリバ」の3曲で特に楽しみにしてたのがタラス・ブーリバ、なかなか取り上げないからねえ。
旋律も響きも独特でタラス・ブーリバは3楽章あるんだけど、のっけからチャイム叩きまくりなのに、ずっと重苦しいムードが続く、ようやく霧が晴れるのが3楽章後半になってから。でもここがゾクゾクするほど良くて、パイプオルガンのベースにラッパとtrbが乗っかるファンファーレのような聖歌のような響きが広がって、「救われたー」という感じがします。

藝大の皆さんは凄くキレイな音色かつセクションの色が揃っていて美しかった。素敵な演奏会でした。

帰りに成城石井で春雨サラダとキノコ&オリーブのマリネを買って帰りました。レモンサワーにピッタリです。